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Archive of Our Own - AO3(みんなのアーカイブ)はユーザーの皆さんにより良い体験を提供すべく、新しいツールの開発に努力してきました。この度は特定のユーザーによるコンテンツを隠すミュート機能を新たに追加しました。
ブロック・ミュート機能とは
私たちはAO3におけるコンテンツ作成と交流体験を維持しながらも、ユーザー経験のカスタマイズ化、そしてハラスメントに対する更なる保護を図るため、次の二つの機能を実装する予定です:
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特定のユーザーとの接触を制限する
- ブロック機能。 特定のユーザーによるコンテンツを非表示にする
- ミュート機能。
AO3の在来の膨大な、しかも相互接続された機能にこの二つの機能を一度に導入するには大規模な作業が伴うため、いくつかの領域にブロックとミュート機能を早期導入しつつ、他の領域で引き続き作業を行うという順次的なアプローチをとっております。
これまでに特定のユーザーによる作品へのコメントや返信をブロックする機能は既に存在していますが、これからはユーザーの作品やブックマーク、コメントを非表示することもできるようになります。
ミュート機能とは
今後のアップデートで機能を拡張する予定ですが、現時点ではユーザーをミュートした場合、以下の項目が非表示になります:
- 検索結果やタグリストにおける当ユーザーが作成(あるいは共同作成した)作品(ただし作品リンクによる直接アクセスは可能)。
- 当ユーザーが作成したブックマーク
- 当ユーザーの作品やシリーズが含まれた他ユーザーのブックマーク
- 当ユーザーによるコメント
この機能は、関連するコンテンツを表示から削除し、スクリーン・リーダーなどの支援技術から隠すことができるCSSを自動生成することで実現されています。これまでにもカスタムサイトスキンを使うことでミュートが可能ですが、この新機能を使えばユーザー名を入力するだけでそれができるようになります。
現在でもスキンが使われているため、検索エンジンによって表示された検索結果やタグフィルターの数字が、実際に表示される作品数やブックマーク数とは異なる場合がありますので、ご注意ください。また、ミュートされたユーザーによるコンテンツに対し、空白や代替テキストなどを使ってそれが非表示されていることを提示することもありません。
ユーザーをミュートする方法
ユーザーおよびペンネームダッシュボード、ユーザープロファイルに「Mute」(ミュート)ボタンが追加されます。一旦ミュートされたユーザーの場合それが「Unmute」(アンミュート)ボタンに変わるので、簡単に逆操作もできます。
また、ミュートしたユーザーを管理するためのインターフェースとして、「Muted Users(ミュートされたユーザー)」ページも用意しました。このページでは、ユーザーをリストに追加したり、削除したりすることができます。ミュートされたユーザーは、名前を変えてもミュートされたままになります。
このページからは、ブロックされたユーザーのリストにも簡単にアクセスできます。それによって個別に管理することができます。
他のオプション
近日導入予定のブロック機能とミュート機能以外にも、既存のプリファレンスやサードパーティツールなどによって、AO3での体験を管理できます。 また、サイトスキンを使って、特定の作品やブックマーク、シリーズをミュートすることも可能です。